- Kyashは度重なる改悪で終わってしまったの?
- 代わりのオススメの電子マネーは何?
還元率が1%あり、『ポイントの多重取りと言えばKyash』と言われるほど重宝されていました。
ただし度重なる改悪により、現在は還元率が0.2%にまで大幅低下。
また2024年3月21日以降、以下にチャージしてもポイントが付かなくなっています。
- ANA Pay
- IDARE
- VANDLE CARD
- B/43
- MIXI VIVA
この記事ではKyash改悪の歴史を紐解き、どこに乗り換えるのが得なのか解説しています。

kyashの条件改悪の推移
(すぐに乗り換え先の候補を確認したい方は『こちら』)
kyashはこれまで様々な条件変更を行ってきましたが、この章では最近の動向について見ていきたいと思います。
還元率1%:2021年2月以前
冒頭で触れた、kyashがポイントの多重取りで重要な位置を占めていた時代です。
kyashの還元率が1%でしたので、クレジットカードの還元率が1%なら、トータルで2%の還元率。
誰でも簡単に多重取りでポイントを稼ぐことが可能でした。
還元率0.2%・クレカチャージ廃止:2021年2月~2022年1月
2021年2月にkyashは大改悪を行いましたが、主な変更点は以下のようになります。
- 還元率は1% ⇒ 0.2%にダウン
- 銀行からのチャージなら還元率1%
- クレカからのチャージ廃止
- 代わりにカードリンクで支払い可
・チャージとカードリンクの違い
kyashはプリペイドカードなので、利用前にkyashに残高をチャージするのが普通です。
よって、まずは事前チャージ方式の流れから説明させて頂きます。
【事前チャージ方式】
1.kyashへチャージする

2.支払いをする

・事前チャージのメリット
クレジットカードの中には、利用する時期によって還元率が変わるカードがあります。
例えばTカードprimeは通常還元率1%ですが、日曜日に利用すると1.5%に増加します。
そのため日曜日にkyashにチャージして、kyashでの支払いは別の日にするということが可能でした。
(下の例はウェル活込みの還元率)

(※ TカードPrimeは2022年8月より、電子マネーへのチャージはポイント対象外)
またライフカードは誕生月に利用することで、ポイントが3倍になるクレジットカードです。
ライフカードもTカードprime同様、還元率の高くなる誕生月にkyashにチャージすることが出来ます。
つまり事前チャージ方式だと、クレジットカードの還元率が高くなる時を狙ってチャージして還元率を高めることが可能です。
・カードリンクとは?
カードリンクとは先述の事前チャージ方式と違い、支払いとチャージが同時に行われる方式のことです。
kyashは残高があると、支払いは残高を優先して使っていきます。
しかしクレジットカードをカードリンクさせておけば、残高がゼロになった場合、不足分がクレから引き落とされます。
・カードリンクのデメリット
例として、kyashを平日に利用した場合の例を見てみましょう。
TカードPrimeは日曜日に利用すれば1.5%の還元率ですが、それ以外の曜日は還元率が1%になります。
そのため平日にkyashを利用すると、Tカードprimeの還元率が低下し、トータル還元率も低下してしまいます。
(下図Tカードprimeの還元率はウェル活込)

(※ TカードPrimeは2022年8月より、電子マネーへのチャージはポイント対象外)
・銀行チャージは損をする
クレジットカードとkyashを紐付けたポイントの2重取りでは、kyashの還元率が0.2%に下がってしまいました。
一方で銀行⇒kyashへチャージした残高を利用して、支払いをすると1%の還元率になっています。
この条件でトータルの還元率を見てみると、下図のようになります。

・デメリットまとめ
2021年2月の条件変更で被る具体的なデメリットは、以下のようになっていました。
- 0.2%ではポイントが全然貯まらない
- 使用時期によって還元率が変わるクレカが使いにくい
- 銀行チャージでは還元率1%
カードリンク廃止:2022年1月以降
現在また条件が変わっていますが、kyashのホームページの案内には、以下のように掲載されています。
カードを使った入金機能の仕様変更(1月11日 / 1月18日)
この度、当社提携先のカード国際ブランドであるVisaの新ブランドルールへの適合のため、カード(クレジットカードおよびデビットカード)を使った入金機能を変更します。
1月18日(火)よりお手持ちのカードをKyashに紐付けて決済額に応じた残高を自動で入金し決済する機能(以下「カードリンク機能(*1)」)が終了となります。
この変更に合わせ、1月11日(火)よりカードから指定した金額を事前に入金する機能と、残高が指定額を下回った時や指定日に自動で入金される機能を追加します。

2024年3/21~ポイント対象外 増加
悲報はこれだけに留まりません。
2024年3月21日以降、以下にチャージしてもKyashポイントは付与されなくなっています。
- ANA Pay
- IDARE
- VANDLE CARD
- B/43
- MIXI VIVA
今後のkyashの使い方
少しだけ改良されたKyashは今後どう使えば良いのか見ていきましょう。
細々とポイント多重取り
還元率が0.2%にまで低下してしまったKyash。
しかし、わずかとはいえ還元率を増加させることは可能です。
そのため細々とではありますが、ポイントの多重取りで還元率アップを狙います。
発行手数料の相殺に45万円必要
Kyashは新たにカード発行するには、手数料が900円掛かってしまいます。
もしこれを0.2%の還元率で相殺しようとすると、45万円もの支払いが必要です。
(900円÷0.2%=45万円)

Kyashの代わりの乗り換え先候補
還元率があると言っても、0.2%しかないKyash。
代わりの乗り換え先の候補となるのは何か、見ていきましょう。
電子マネー
以下に紹介するのは、リアルカードがある場合もありますが、電子マネーとして紹介させて頂きます。
・JAL Pay

Kyashが使えなくなって、代わりの候補の1番手に来るのがJAL Payになります。
JAL Payに入会するのもチャージするのも無料で、JAL Payでの支払いで還元率が0.5%あるのでお得です。
またJAL Payから以下にチャージすることで、更にポイントの多重取りをすることが出来ます。
- ANA Pay
- WAON(iPhone)
なおJAL Payを利用することで、以下のようにポイント還元率を大幅に上げることが可能です。

・ANA Pay

一般的にはあまり知名度はありませんが、ポイ活やってる方には有名な電子マネーです。
ANA Payに入会するのも、チャージするのも無料で、ANA Payでの支払いで還元率が0.5%あります。
ANA Payからは以下のような電子マネーにチャージすることが可能です。
- モバイルSuica
- 楽天Edy(android)
・FamiPay(ファミペイ)

FamiPayに入会するのも、チャージするのも無料です。
ただしチャージに対しては制限が多く、条件は以下のようになっています。
クレジットカード | チャージ制限 |
ファミマTカード | 月100万円 |
その他JCBカード | 月2万円まで |
FamiPayでの支払いで、0.5%のポイント還元があります。
また非常にキャンペーンが多いので、定期的にチェックするようにしましょう。
プリペイドカード
今やプリペイドカードと電子マネーという区分けも難しいですが、ここではプリペイドカードについて紹介します。
・au PAYプリペイドカード

au PAYプリペイドカードは発行もチャージも、無料で利用出来るプリペイドカードです。
au PAYプリペイドカードでの買い物やチャージで、0.5%のPontaポイントを貯めることが出来ます。
ただしカードを発行出来るのは、以下に該当する方に限られます。
- au回線を契約
- UQmobile回線を契約
- auひかり/auひかり ちゅらを契約
- auじぶん銀行の口座開設
・dカード プリペイドカード

dカードプリペイドカードはドコモユーザーでなくても、無料でカードを発行出来ます。
dプリペイドカードでの買い物やチャージで、0.5%のdポイントを貯めることが可能です。
ただしチャージ時に、以下のような条件で手数料が掛かるので注意しましょう。
チャージ方法 | 手数料 |
電話料金 合算払い | 無し |
dポイント | |
dカード | |
クレジットカード | 204円 |
インターネットバンキング |
・ANA JCB プリペイドカード

年会費は無料で、還元率が0.5%あるプリペイドカードになります。
発行手数料は無料なのですが、初回チャージ手数料が550円掛かるので注意しましょう。
まとめ
以前まではポイントの多重取りと言えば、『クレジットカード+kyash』が定番でした。
しかし条件が何度も改悪され、現在は以下のように変更になっています。
- 還元率:1% ⇒ 0.2%にダウン
- 電子マネーへのチャージがほとんどポイント対象外
現状に満足出来ない方は、乗り換えを検討するのも良いでしょう。
分類 | 乗り換え先候補 |
電子マネー | JAL Pay |
ANA Pay | |
ファミペイ | |
プリペイドカード | au PAYプリペイドカード |
dカード プリペイドカード | |
ANA JCBプリペイドカード |
なおKyashのようなポイントの多重取りでなく、無料のアプリ登録で簡単に数千円稼ぐ方法は、以下の記事を参考にして下さい。

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