- 騙された
- 罠だった
- 損した、最悪
この記事を読むことで、こんな悩みを解決することが出来ます。
CMでもお馴染みのdカードGOLD。
ゴールドカードの割にハードルが低く、メリットが多い非常にお得なクレジットカードです。
ただしゴールドカードのため年会費が掛かり、使い方を誤ると元を取れない場合があります。
その為『dカードゴールド』と検索すると、以下のようにマイナス用語も表示されてしまいます。
しかしこの記事を読むことで、dカードGOLDを正しく理解し、発行して損をしないか判断することが出来ます。
- 家計管理を任されている夫
- 年間50万ポイント以上獲得
- ポイ活歴は10年以上
- マイナビに掲載実績あり
dカードGOLDのメリット
dカードGOLDはNTTドコモが発行しているクレジットカードです。
NTTドコモはdカードというクレジットカードを発行していますが、dカードGOLDはその上位カードになります。
dカードGOLDの基本的なスペックですが、以下のようになっています。
項目 | 内容 |
入会条件 | 学生を除く満20歳以上の個人 |
本人名義の支払い口座設定 | |
還元率 | dポイント1% |
年会費 | 11,000円(税込み) |
家族カード | 1枚目:無料 |
2枚目、3枚目:年1,100円(税込み) | |
電子マネー | iD、Visaタッチ決済 |
ブランド | VISA、Mastercard |
カード特典 | 日本国内・ハワイの主要空港ラウンジ利用無料 |
各種補償 | 海外旅行保険 最大1億円 |
国内旅行保険 最大5,000万円 | |
ケータイ補償 最大10万円分(補償期間3年) |
ドコモ携帯・光の支払で10%還元
これがdカードGOLDの最大のメリットです。
ドコモの携帯・スマホ・光の支払いで、税抜き1,000円ごとに100円のdポイントが還元されます。
もし毎月10、000円のドコモの支払いがあれば、ポイントが毎月1,000ポイント貯まっていきます。
その為、年間では12,000ポイントとなり、年会費の元が取れる計算になります。
ただし携帯・光なら何でもポイントが付くわけではなく、ポイント還元の対象は以下のようになっています。
- 基本使用料(割引サービス料金 適用後)
- 通話、通信料
- 付加機能使用料
- ユニバーサルサービス料
またdポイント払いした料金分は、ポイント還元の対象外となるので注意しましょう。
なおDAZN・ひかりTV・dマガジンなど、ドコモの月額サービスの利用料金も、10%還元の対象になります。
ドコモでんきGreenの還元率が6%
以下の条件を満たす場合、ドコモでんきGreenの電気料金100円(税抜)につき、6%のポイントが付与されます。
- dカードGOLDの会員
- 対象の携帯料金プランを契約
携帯補償 年間10万円分が3年分
dカードGOLDを発行すると、カードに携帯電話番号を登録することになります。
ドコモの携帯・スマホの電話番号の場合、毎年10万円分までの補償が3年分付きます。
また、もし1度補償を使ったとしても、1年経過すれば、再度補償を受けることが可能です。(3年まで)
なお補償の内容は、以下のようになっています。
- 携帯電話の紛失、盗難
- 修理不能(水濡れ・全損)
特約店で還元率アップ
dカードGOLDの基本的な還元率は1%です。
しかし、特約店でカード払いすると還元率がアップしてお得になります。
d払いで最大還元率2.0%
dカードGOLDと同じNTTドコモ系列の電子決済の『d払い』。
d払いにdカードGOLDを絡めることによって、以下のように還元率を最大で2.0%にまで高めることが可能です。
⇒ ポイントの多重取りとは?、クレジットカードを使った還元率アップ
家族カード1枚目は無料
dカードGOLDは年会費が11,000円かかりますが、家族カードの1枚目は無料で作成出来ます。
このため、カード1枚分の年会費に対して、2人分のドコモ支払いのポイントが付くことになります。
例えば本人が毎月10,000円のドコモ支払いで1,000ポイント、
家族が毎月200ポイント獲得したとすると、家族合計で毎月1,200ポイント。
年間なら合計14,400ポイントとなり、年会費11,000円分の元が取りやすくなります。
年間ボーナスポイントで還元率+1.1%
dカードGOLDでの支払額が年間で一定額を超えると、支払金額に応じてボーナスポイントとしてクーポン券が貰えます。
年間支払い金額(税込み) | クーポン券 |
100万円 | 11,000円 |
200万円 | 22,000円 |
※200万円達成時に貰えるのは22,000円クーポンのみ
なおdカードGOLDは、年間支払額が100万円や200万円ピッタリの場合、還元率が最も高くなります
通常還元1.0% + 年間ポイント1.1% = 2.2%
クレジットカードの還元率の相場は0.5%か1.0%なので、dカードGOLDは非常にお得なカードと言えるでしょう。
なお100万円・200万円の支払金額は、自分だけでなく家族カードの分まで含めることが出来ます。
その為、例えば自分が150万円、家族が50万円の支払いだった場合、
合算で200万円を超えれば、22,000円のクーポン券を貰うことが可能です。
また貰えるクーポン券は、以下のようになります。
・ケータイ購入割引
・d fashion
・dトラベル
・dショッピング
・dミールキット
・dブック
・メルカリ
国内・ハワイの主要空港ラウンジが無料
dカードGOLDを所持していると、国内・ハワイの主要な空港のラウンジを無料で利用することが出来ます。
利用可能な空港は、以下のようになっています。
地域 | 空港 |
北海道 | 新千歳空港、函館空港、旭川空港 |
東北 | 青森空港、秋田空港、仙台空港 |
関東 | 成田国際空港、成田空港 |
東海 | 中部国際空港、富士山静岡空港 |
北陸 | 新潟空港、富山空港、小松空港 |
関西 | 伊丹空港、関西国際空港、神戸空港 |
中国 | 岡山空港、広島空港、米子空港、山口宇部空港、出雲縁結び空港 |
四国 | 徳島空港、高松空港、松山空港 |
九州 | 新北九州空港、福岡空港、大分空港長崎空港、熊本空港、宮崎空港、鹿児島空港 |
沖縄 | 那覇空港 |
ハワイ | ダニエル・K・イノウエ国際空港 |
入会キャンペーンで最大5000ポイント
dカードGOLDは、入会時に様々な条件により、ポイントを獲得するチャンスがあります。
もし全て獲得出来たら、最大5000ポイントとなっており、内訳は以下のようになっています。
支払い方法 | 還元率 |
dカード利用 | 10% |
d払い(dカード決済) | 20% |
dカード(iD決済) |
dカードGOLDのデメリット
dカードGOLDはメリットだけでなくデメリットもありますので、内容見ていきましょう。
年会費が11,000円かかる
これがこのカードの最大のデメリットになります。
dカードGOLDはメリットが非常に多いですが、年間で税込11,000円の年会費が掛かってしまいます。
後述しますが、dカードGOLDはメリット分で、年会費を相殺出来るかどうかがポイントになってきます。
使用料金の1,000円未満は切り捨て
ドコモ料金の支払いで10%のポイントが還元されますが、付与のされ方は『1,000円ごとに100円』になります。
【ポイント獲得例】
・8,480円 ⇒ 800ポイント
・9,001円 ⇒ 900ポイント
・9,999円 ⇒ 900ポイント
ドコモ支払いでも対象外がある
ドコモの携帯・スマホ・光の支払いをすると、10%の還元率のポイントが付きますが、実は条件付きです。
携帯・スマホ・光の料金なら、何でも10%のポイントが付くわけではありません。
以下の料金はポイント対象外となりますので、十分注意が必要です。
- ケータイのご購入代金分割支払金/分割払金
- 消費税
- コンテンツ使用料/iモード情報料
- ahamoご利用料金
- 各種手数料
- コレクトコール通話料
- ドコモ口座による利用代金(送金依頼額および利用料)
- 電報料
- 「ケータイ補償サービス」「ケータイ補償 お届けサービス」の負担金
- 「ドコモ光」事務手数料・工事料、光訪問サポート利用料
ahamoは10%還元の対象外
ahamoはドコモの中でリーズナブルなプランですが、残念ながら10%還元の対象外です。
ただしahamoを契約されている方は、ドコモ光の利用料金が、10%ポイント還元となります。
またdカードGOLDを所持してahamoを契約すると、以下の特典が受けられます。
- dカードGOLDの支払いで10%還元
- ただし上限は月に300ポイント
なおahamoのご利用料金をdカード GOLDで支払うと、、月間のデータ容量が5GB増量します。
スマホの画面割れは補償の対象外
スマホの故障で多いのが、誤って落下させてしまった場合の画面割れ。
しかしスマホの画面割れ等、修理して使える故障は、補償の対象外となります。
携帯やスマホの補償は、全損や盗難など『機種丸ごと購入が必要』の場合ですので注意しましょう。
dポイントクラブのステージ対象外
『dポイントクラブ』とは、ドコモが提供するdポイントプログラムで、以下のようなことが可能です。
- dポイントを貯める
- ポイントを使う
- お得なクーポンの獲得
dポイントクラブでポイントを貯めると、獲得数に応じてステージが上がり、特典のランクも上がります。
dカードGOLDに入会してドコモ料金を支払うと、多くのポイントを貯めることが可能です。
そのため、dカードGOLDでポイントをバンバン稼いで、dポイントクラブのステージを上げていきたいところです。
しかし残念ながら、ドコモ料金のdカードGOLD特典で得たポイントは、ステージ判定のポイントには反映されません。
実は、10%還元のポイントは、2つのポイントで構成されます。
ポイント贈呈 | 還元率 |
dポイントクラブ会員 | 1.0% |
dカード GOLD特典 | 9.0% |
このうちステージ判定対象は、dポイントクラブ会員を対象とした1.0%のみです。
dカード GOLD特典として付与される9.0%は、ステージ判定の対象外です。
年会費回収の損益分岐点
dカードGOLDはメリット分で年会費を回収出来るかどうかが重要なので、損益の分岐点について見ていきましょう。
通常還元1%は計算に入れない
まず貰えるポイントをどこまで考慮に入れるかですが、基本還元率の1%分は抜いた方が良いでしょう。
なぜなら基本還元率が1%であれば、年会費が無料のクレジットカードは他にも多数あるからです。
毎月平均917ポイント獲得出来るか?
通常還元率の1%を除くと、年会費11,000円の元を取るには、1ヶ月で917ポイント以上獲得する必要があります。
(11,000円 ÷ 12ヶ月 = 916.7円)
還元率10%の値なので、ドコモの支払金額としては、毎月9,167円以上の支払いがないと、年会費の元が取れません。
dカードGOLDならではの、お得なポイント還元をまとめると、以下のようになります。
ドコモのサービス | 還元率 | 主な注意事項 |
ケータイ料金 | 10% | 携帯機器の分割料金は対象外 |
ahamo | 10% | 通常買い物:上限300Pt |
ひかり | 10% | |
ドコモでんきGreen | 6% |
これらのポイントで、毎月平均917ポイント獲得出来るかどうかが、損益分岐点になってきます。
【ポイント獲得例】
サービス | 支払金額 | ポイント |
ahamo | 3000円 | 300 |
ドコモでんきGreen | 8814円 | 617 |
合計 | - | 917 |
最近電気代が非常に高くなってきているため、毎月917ポイント獲得は難しくなくなっています。
100万・200万特典も考慮
年間利用額で特典が狙えるのであれば、損益分岐の考慮に入れて良いでしょう。
年間支払い金額(税込み) | クーポン券 |
100万円 | 11,000円 |
200万円 | 22,000円 |
※200万円達成時に貰えるのは22,000円クーポンのみ
家族カードの年会費も考慮
家族カードの年会費の条件は、以下のようになっています。
家族カード | 年会費 |
1枚目 | 無料 |
2・3枚目 | 税込み1100円 |
2枚目からは年会費が掛かるので、損益分岐点の考慮に入れておきましょう。
dカードGOLDで損する人の特徴
損益分岐点が分かったところで、発行しても年会費の元を取れない人=損する人の特徴を見ていきましょう。
携帯料金が安い
先述したように、dカードGOLDで10%還元されるのは、ドコモの携帯と光の料金です。
数年前までは携帯料金はどのキャリア会社も非常に料金が高く、その分10%還元されるポイントも多くなっていました。
しかし楽天モバイルが参入してきた辺りから、どのキャリア会社も軒並み携帯料金を下げて来ています。
そのためドコモの携帯料金が低い方は、10%還元されるポイントも少なく、年会費の元が取りにくくなってしまいます。
家族カードを発行していない
一家でドコモの携帯を利用していても、それだけでは全員の携帯料金に10%還元されないので注意が必要です。
10%のポイント還元を受ける為には、dカードGOLDと携帯の番号を紐付ける必要があります。
しかしdカードGOLD1枚に対して、紐付け出来る携帯番号は1つのみです。
家族でドコモを利用しており、家族カードの年会費が回収出来るのなら、家族カードは発行した方が良いでしょう。
ドコモユーザー以外
高い還元率で貰えるポイントは、ドコモの利用料ばかりです。
そのためドコモ利用者以外がdカードGOLDを利用して、年会費を回収するのは、かなり難しいと言えます。
年間利用額が100万円未満
dカード GOLDでは、年間利用額に応じて特典がもらえます。
ただし最低でも100万円に支払いが必要なので、カード利用をdカードGOLDに集約させる必要があります。
なお以下の支払いは、特典獲得の年間利用金額に含まれないので注意しましょう。
- 電子マネーのチャージ代金(dカード プリペイドチャージは対象)
- 金利
- 各種手数料(再発行手数料、リボ払い手数料)
- 年会費
- 募金
まとめ
CMでもお馴染みのdカードGOLD。
年会費が11,000円かかりますが、以下のような多くのメリットがあります。
【メリット】
- ドコモ携帯・光の支払で10%還元
- ドコモでんきGreenの還元率が6%
- 携帯補償 年間10万円分が3年分
- 特約店で還元率アップ
- d払いで最大還元率2.0%
- 家族カード1枚目は無料
- 年間ボーナスポイントで還元率+1.1%
- 国内・ハワイの主要空港ラウンジが無料
- 入会キャンペーンで最大5000ポイント
一方でデメリットは、以下のようになります。
- 年会費が11,000円かかる
- 使用料金の1,000円未満は切り捨て
- ドコモ支払いでも対象外がある
- ahamoは10%還元の対象外
- スマホの画面割れは補償の対象外
- dポイントクラブのステージ対象外
なおdカードGOLDを発行しても、年会費が回収出来ない人の特徴は以下になりますので注意しましょう。
- 携帯料金が安い
- 家族カードを発行していない
- ドコモユーザー以外
- 年間利用額が100万円未満
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