13年連続で顧客満足度NO.1を獲得している楽天カード。
年会費無料で特典が多く、名実共に非常に優れたカードです。
しかし近年の楽天モバイルの赤字により、楽天経済圏で改悪が相次いでいます。
楽天カードも改悪の流れに逆らえず、『とりあえず楽天カード持っておけばOK』という風潮も崩れかけています。
- 楽天カードの改悪内容
- 乗換え候補のクレジットカード
楽天カードの改悪内容
この章では昨今の楽天カードの条件が、どのように改悪されているのか、具体的に見ていきましょう。
- 公共料金が1 ⇒ 0.2%にダウン
- ポイント還元が税込み ⇒ 税抜に
- 電子マネーへのチャージ封鎖
公共料金が1 ⇒ 0.2%にダウン
公共料金は、毎月掛かる固定費で金額も高い為、支払いを楽天カードにしておくだけで、ポイントがどんどん貯まっていきました。
しかし2021年6月1日より、以下の公共料金は、500円で1ポイント(0.2%)しか貯まらなくなっています。
- 北海道電力
- 東北電力
- 東京電力エナジーパートナー
- 中部電力
- 北陸電力
- 関西電力
- 中国電力
- 四国電力
- 九州電力
- 沖縄電力
- 北海道ガス
- 仙台市ガス局
- 東部ガス
- 東彩ガス
- 武州ガス
- 東京ガス
- ニチガス
- 京葉ガス
- 静岡ガス
- 東邦ガス
- 北陸ガス
- 大阪ガス
- 岡山ガス
- 広島ガス
- 四国ガス
- 西部ガス
- 日本ガス
- 札幌市水道局
- 仙台市水道局
- さいたま市水道局
- 東京都水道局
- 神奈川県営水道
- 川崎市上下水道局
- 横浜市水道局
- 浜松市上下水道
- 名古屋市上下水道局
- 京都市上下水道局
- 大阪市水道局
- 神戸市水道局
- 福岡市水道局
- 自動車税(軽自動車税を含む)
- 固定資産税
- 都市計画税
- 法人税
- 地方法人税
- 贈与税
- 源泉所得税
- 住民税
- 国民年金保険料
- Yahoo!公金支払い
一部ポイント還元が税抜に
今まで楽天カードでは、税込価格に対して1.0%のポイント還元がありました。
しかし2022年4月1日より、以下の楽天サービスについては、『税抜価格に対して1.0%のポイント還元』という条件に変更されています。
- 楽天市場
- 楽天トラベル
- Vacation STAY
- RAXY
- J-LEAGUE ONLINE STORE
- 楽天マガジン
- 楽天西友ネットスーパー
- 楽天Car
- 楽天ぐるなびデリバリー
- 楽天ぐるなびテイクアウト
- 楽天ビューティ
- 楽天イーグルス
- 楽天コレクション
- 楽天チケット
- 楽天モバイル(ドコモ回線・au回線)
- 楽天シニア
- 楽天エナジー(楽天でんき・楽天ガス)
- Rakuten Super English
- 楽天全国スーパー
- ヴィッセル神戸
例えば楽天市場は、価格が税込金額ですが、1万円の商品を購入するとなると、ポイントは以下のようになります。
従来:1万円×1%=100ポイント
現在:1万円÷1.1×1%=90.9ポイント
※楽天カードのポイントの切捨ては、1月の合計に対して行われます
電子マネーへのチャージ封鎖
ポイ活にとって、欠かすことの出来ない『ポイントの多重取り』。
獲得するポイントを何重にも重ねて、ポイント数を増加させるテクニックです。
【ポイントの多重取りの例】

⇒ ポイントの多重取りとは?、クレジットカードを使った還元率アップのコツ
従来は、楽天カードと電子マネーとの組合せにより、簡単にポイント多重取りが出来ました。
しかし近年、『電子マネーへのチャージがポイント対象外』になることが多くなってきています。
楽天カードも例に漏れず、2022年6月現在、以下の電子マネーへはチャージしてもポイント対象外になっています。
- WAON
- nanaco
- ファミペイ
- スマートICOCA
- モバイルPASM
- モバイルSuica
更に楽天カードのホームページでは、以下のように告知がされています。
auPAY・Kyashへのチャージ利用が2022年7月1日よりカード利用獲得ポイントの還元対象外となります。
ただし、以下の電子マネーについては、引き続きチャージに対して0.5%のポイントが付与されます。
- 楽天Edy
- 楽天キャッシュ
- モバイルSUICA(楽天Pay)
また楽天カード ⇒ 楽天Payへのチャージについては、これまで通り1%のポイントが付与されます。
他のクレジットカードの改悪状況
これまで楽天カードの改悪について見てきましたが、状況が悪くなっているのは、ここだけではありません。
2022年に入って、優秀だったクレジットカードが、軒並み条件を改悪しています。
- Visa LINE Payクレジットカード
- P-one Wizカード
- Tカードprime
- セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
ここから各クレジットカードの改悪状況について見ていきましょう。
Visa LINE Payクレジットカード

2020年の4月、基本還元率3%で華々しく登場したVisa LINE Payクレジットカード。
2年目の2021年度は、2%に低下したものの、これでも破格の振舞いでした。
3年目の2022年度の動向が注目されましたが、残念ながら5月から1%に低下しています。
P-one Wizカード

あまり有名ではありませんが、今までは非常にお得なクレジットカードでした。
このカードの基本還元率は1%となっています。(厳密にはポイントが貯まるのでな引落し時に1%分値引き)
更にこのカードでは、1000円で1ポイントの『ポケットポケット』が貯まります。
ポケットポイントは還元率0.1%分しかありませんが、ポケットポイントを、5倍の0.5%分のTポイントと交換することが可能でした。
更に貯まったTポイントを、20日にウェルシアで使えば、1.5倍の価値になり、0.5%×1.5倍=0.75%上乗せすることが出来たのです。
つまり合計では、1%+0.75%=1.75%となっていました。

ところが2022年4月より、Tポイントへの交換が終了してしまい、1番高いポケットポイントの交換先でも、1.3%止まりになっています。
- dポイント
- Pontaポイント
- Gポイント
Tカードprime

このカードも、あまり有名ではありませんが、非常に優秀なクレジットカードでした。
Tカードprimeの基本還元率は1%で、Tポイントが貯まります。
ところが、Tカードprimeを日曜日に使うと、還元率は1.5倍の1.5%にアップします。
この1.5%分のTポイントを、先程と同じように、20日にウェルシアで使うと、1.5倍の価値になります。
つまり、トータルの還元率は、1.5%×1.5倍=2.25%までアップさせることが可能でした。

普通、還元率の高いカードは、他の電子マネーにチャージしてもポイント対象外になっています。
しかしTカードprimeは、他の電子マネーにチャージしても、ポイント還元の対象外になってしまいました。
新規入会者:既にポイント付与対象外
既入会者:2022年8月1日からポイント付与対象外

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード

このカードの基本的な還元率は最大0.5%で、永久不滅ポイントが貯まるようになっています。
ただし2020年11月24日から、QUICPay支払いで3%還元のキャンペーンを実施していました。

このキャンペーンは、『2022年3月いっぱいまで』と言われながら、4月に入っても継続していたので、入会者はホッと胸を撫でおろしていました。
しかし、良い条件はいつまで続かないもので、還元率は以下のスケジュールで改悪されることが決定しています。

乗換え先候補のクレジットカード
今まで悪い話ばかりでしたが、『どこか良い条件のクレジットカードに乗り換えれば良いだけの話』に見えます。
しかし現状としては改悪ばかりで、飛び付きたくなるような状況のカードはありません。
その為、新たに良い条件のクレジットカードが出てくるまでは、従来のカードを使って凌ぐしかないでしょう。
- リクルートカード
- エポスカード
- TS CUBICカード
リクルートカード

通常還元率が1.2%あり、貯まったポイントは、Pontaポイントやdポイントに交換可能です。
他の電子マネーにチャージ出来る上限が3万円までですが、ポイントの多重取りができるカードとして、今後は重宝されることでしょう。
おすすめのポイント多重取りは、リクルートカード(1.2%)+Kyash(0.2%)+Toyota Wallet(1.0%)=2.4%になります。
⇒ 【2022年4月】改悪?Toyota Wallet トヨタのポイントアップW
なおリクルートカードとToyota Walletに登録する際は、ポイントサイトを経由すると、ポイントが貰えるのでお得です。
⇒ ポイントサイトとは?、スマホで出来る副業・小遣い稼ぎの方法
ポイントサイトは色々ありますが、ポイントが高く、使い勝手の良いのは『ハピタス』になります。
(ハピタスのポイント リクルートカード:1200円、 Toyota Wallet:200円)
なおハピタスでは現在、紹介経由で新規入会して、条件達成で1,000ポイント貰えるのでお得です。
詳しい内容については、以下の記事を参考にして下さい。
⇒ ハピタス友達紹介キャンペーン、1000ポイント獲得の方法解説
以下のバナーからハピタスに登録すると、紹介経由となり1,000ポイント獲得可能です。
エポスゴールドカード

エポスゴールドカードは、使い方も発行の仕方も少し特殊ながら、上手く使えば2.5%の還元率を引き出せるクレジットカードです。
エポスゴールドカードは、基本還元率だけを見れば、0.5%と全然たいしたことはありません。
しかしエポスゴールドカードは『ポイントアップショップ』で還元率を増加させることが出来ます。
対象ショップで支払いをすると3倍の1.5%にまで引き上げることが可能で、対象ショップは3つまで登録することが可能です。
更にエポスゴールドカードには、年間ボーナスポイントがあります。
年間で50万円の支払いをすると2500ポイント、100万円の支払いをすると、1万ポイントが付与されます。
100万円を超えてからはボーナスポイントはありませんが、100万円ピッタリ使うことが出来れば、1%の還元率を上乗せするのと同等になります。
つまり対象ショップ3店舗の中だけで、100万円ピッタリの支払いをした場合、還元率は1.5%+1.0%=2.5%にすることが可能です。
エポスゴールドカードの年会費は5000円です。
しかしノーマルのエポスカードを使って、ゴールドカードに格上げされた場合、年会費は永久に無料にすることが出来ます。
格上げの方法は至って簡単、ノーマルのエポスカードを発行して数十万円使うだけ。
目安は50万円と言われていますが、条件をクリアすると、自宅にインビテーション(案内状)が届きます。
後はインビテーションに必要事項を記入して返送するだけで、年会費無料のゴールドカードの出来上がりです。
エポスゴールドカードはメリットが大きい割に、インビテーションのハードルが低いので狙い目のクレジットカードです。
ポイ活力を高めたい方は、エポスカードを発行して、ゴールドへの格上げを狙っては如何でしょうか?

【エポスカード申込みサイトはこちら】
なおエポスカード発行の際は、ポイントサイトの『ハピタス』を経由すると、上図の2000ポイントの他に5000ポイント獲得出来るのでお得です。
なおハピタスでは現在、紹介経由で新規入会して、条件達成で1,000ポイント貰うことが出来ます。
詳しい内容については、以下の記事を参考にして下さい。
⇒ ハピタス友達紹介キャンペーン、1000ポイント獲得の方法解説
以下のバナーからハピタスに登録すると、紹介経由となり1,000ポイント獲得可能です。
(ハピタス新規登録~エポスカード発行で、最大8000ポイント:1000+5000+2000)
\\ハピタス//

TS CUBICカード
このクレジットカードの名前を聞いて、『え?』と思う方もいらっしゃるかもしれません。
理由は、おすすめのクレジットカード紹介でも、あまり聞かないカードだからです。
正直、普通にこのカードを使うのであれば、それ程大きなメリットはありません。
ただし現在、TS CUBICカードとToyota Walletが連携したキャンペーンを実施しており、これらを組合わせることで、3~4%の還元率を達成することが可能です。

⇒ Toyota Wallet トヨタのポイントアップWとは?
改悪されても使えるカード
最後に補足ですが、先程改悪と紹介したカードは、これから本当に『使えなくなる』のでしょうか?
まだ使えると思えるカードについて見ていきましょう。
P-one Wizカード
こちらはウェル活込みで1.75% ⇒ 1.3%なので確かに改悪です。
しかし先述した、高還元率で知られるリクルートカードでも1.2%止まりです。
その為、P-one Wizカードは、毎月の固定費の引き落としなどで使うと良いでしょう。
Tカードprime
今までポイントの多重取りで、なくてはならない存在だったTカードPrime。
電子マネーへのチャージがポイント対象外というのは、確かに甚大なダメージです。
しかし『日曜利用で1.5%還元』という、唯一無二の長所が無くなるわけではありません。
ウェル活する方であれば、Tポイントを更に1.5倍にすることが出来ますので、TカードPrimeはまだまだ使えるカードと言えるでしょう。
カード平日利用時
⇒1.0%×1.5倍=1.5%
カード日曜利用時
⇒1.5%×1.5倍=2.25%
高額な支払いで、支払日を調整出来る案件は、日曜日にTカードPrimeを利用すると良いでしょう。

楽天カード
楽天経済圏では最近、改悪・改悪と言われていますが、それは今までの条件が良過ぎたというのもあります。
また楽天市場のポイントが、税込み ⇒ 税抜きになったとしても、SPUのポイント全てが減るわけではありません。
(減るのはあくまで、楽天カード利用のSPU分のみ)
その為、楽天カードは解約する必要は無く、適材適所でクレジットカードを使い分けていくのが良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
楽天カードは、13年連続で顧客満足度NO.1を獲得している、非常に優秀なカードです。
しかし昨今の楽天の赤字等により、楽天カードの条件が悪化してきています。
項目 | 改悪内容 | 改悪時期 |
公共料金の還元率低下 | 還元率1.0% ⇒ 0.2% | 2021年6月1日 |
楽天市場等の還元率低下 | 税込み ⇒ 税抜き金額 | 2022年4月1日 |
電子マネーへのチャージ | au Pay、Kyashがポイント対象外 | 2022年7月1日 |
楽天カードの改悪に対して、乗り換え先候補のクレジットカードは、以下のようになります。
クレジットカード | 条件 | 還元率 |
リクルートカード | 通常利用 | 1.2% |
エポスカード | ゴールドへの格上げ | 2.5% |
TS CUBICカード | Toyota Walletとの連携 | 3~4% |
なお、リクルートカードとエポスカード申込みの際は、ポイントサイトの『ハピタス』を経由すると、数千ポイント貰えるのでお得です。
最後まで記事を読んで下さり、ありがとうございました。
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