三井住友カードの学生ポイントとは？、学生と社会人の条件の違い解説

この記事を読むことで、こんな疑問を解決することが出来ます。

 

 

近年のキャッシュレス化に伴い、学生のクレジットカード所持率は50%を超過しています。

ただし学生がクレジットカードを所持するとなると、気になるのが社会人との条件の違い。

しかしこの記事を読むことで、条件の差がほとんど無いことを理解し、カードを有意義に利用することが出来ます。

 

学生のクレジットカード発行の状況

学生は学ぶことが本業なので、アルバイトをしたとしても収入額は社会人には及びません。

そのため社会人に比べて、クレジットカードの新規発行・利用条件が不利にならないか気になるところです。

そこでこの章では、学生が一般的にクレジットカードを持つと、条件はどうなるか見ていきたいと思います。

学生でもクレジットカードは発行出来る

クレジットカード発行の条件ですが、多くの場合『高校生を除く18歳以上』とされています。

そのため以下のような学生でも、クレジットカードを発行することは可能です。

 

なお親の同意を必要とする場合がありますが、条件は以下のようになっています。

年齢	形態	親の同意
18～19歳	未成年	必要
20歳以上	成人	不要

 

家族カードは利用明細が親に筒抜け

まず学生がクレジットカードを持つとして、1番最初に思い浮かぶのが『家族カード』です。

家族カードは、本会員のサブとして発行されるクレジットカードで、主な条件は以下のようになります。

 

 

学生専用カードと一般カードの条件違い

クレジットカード会社の中には、以下のような学生専用のカードを発行している場合もあります。

 

なお三井住友カードは、以前に以下のような学生専用カードを発行していました。

ただし現在は、新規でのカード発行の受付を終了しています。

 

・メリット：学生特有のポイントが付く

学生専用カードは、社会人と比較して学生特有のポイントが付きます。

社会人の一般向けカードより、ポイント還元等で非常に多くの恩恵を受けることが可能です。

・デメリット：利用限度額が低い

収入がアルバイト程度なので仕方ありませんが、利用限度額は一般のクレジットカードに比べて低く設定されています。

学生でも一般向けのカードを発行出来る

学生は一般向けのクレジットカードを発行出来なさそうに思えますが、実はそうではありません。

学生でも一般向けのクレジットカードを発行することが可能です。

学生が一般向けカードを発行すると良い所取りが可能

先程、学生専用カードはメリットとデメリットがあることを見てきました。

しかし学生が一般向けカードを発行することで、学生特有の特典を受けながら、デメリットを消去することが可能です。

この条件に合致するおすすめなのが、三井住友系のクレジットカードになります。

三井住友系のクレジットカードには、学生ポイントという非常にお得な特典があります

三井住友カードは学生ポイントがお得

三井住友系のクレジットカードを学生が発行すると、以下のような学生ポイントが付与され非常にお得です。

 

サブスクでポイント最大10%

サブスクとは、『サブスクリション』の略語で、定期・継続的な購入を意味します。

あるサービスを購入するのではなく、月・または年単位で利用する形態になります。

学生ポイント対象カードを発行すると、以下のサブスク支払いに対して、Vポイントの還元率9.5%が増量されます。

 

 

携帯料金でポイント2%

学生ポイントの対象カードを発行すると、以下の携帯料金支払いに対して、Vポイントの還元率1.5%が増量されます。

（基本0.5％＋増量1.5%＝2.0%）

 

LINE Pay払いで3%

LINE PayはPayPayが利用出来るお店なら、どこでも支払いの出来る汎用性の高いPay払いです。

LINE Payは色々な支払い方が出来ますが、以下の支払い方をすると、通常ポイントに加え2.5%が増量されます。

（基本0.5％＋増量2.5%＝3.0%）

 

 

分割払いの手数料が全額ポイントで戻ってくる

どうしても大きい出費がある時は、支払いを分割にして、銀行口座からの引落しを先延ばしにすることが出来ます。

ただし分割払いは手数料が掛かるため、あまり得策とは言えません。

しかし三井住友カードの対象カードであれば、分割払いの手数料が全てポイントで還元されます。

学生ポイントの期限は卒業予定年の12月末日

これらのお得な学生ポイントですが、期限は『卒業予定の12月末日』までとなっています。

 

 

※卒業年月が、カード発行時に申告した予定を超過してしまった場合、学生ポイントの対象外となります。

学生ポイントの対象カードは18種類

以上のように非常にお得な学生ポイントですが、以下の三井住友カードについては、新規募集を終了しています。

【新規募集を終了した対象カード】

 

2023年5月現在、学生ポイントが付与される三井住友カードは以下の18種類になります。

【学生ポイント還元対象のカード】

 

 

学生には三井住友カード(NL)がおすすめ

 

三井住友カード（NL）は、クレジットカードおすすめランキングに必ずランクインする優秀なカードです。

価格.comはクレジットカードの評価もしていますが、2022年下半期の一般カード部門で見事1位に輝いています。

基本スペック

三井住友カード（NL）の基本的なスペックをまとめると、以下のようになります。

項目	内容
年会費	無料
基本還元率	0.5%
貯まるポイント	Vポイント
年齢制限	満18歳以上（高校生は除く）
スマホ決済	Apple Pay、Google Pay、iD、PiTaPa、WAON
ブランド	Visa、Mastercard
家族カード	無料
付帯保険	最高2,000万円の海外旅行傷害

 

メリット

三井住友カード（NL）は年会費が無料で、税込200円につき1ポイント（0.5%）が還元されます。

ただし世間には、還元率が1%のクレジットカードもあり、三井住友カード（NL）の還元率は高いとは言えません。

しかし以下のようなメリットがあり、トータルとしては非常にお得なカードになっています。

 

・対象店舗でポイント最大5%還元

コンビニや飲食店など、対象の店舗で三井住友カード（NL）で支払いをすると、税込200円ごとにポイントが増量されてお得です。

（基本0.5%＋増量4.5%＝5%）

支払方法	増量ポイント
タッチ決済（※）	＋4.5%
タッチ決済以外	＋2%

※決済方法：Visaのタッチ決済、Mastercard®コンタクトレス

 

ポイント増量の対象店舗は以下のようになります。

 

・大学生協でポイントが2倍

三井住友カード（NL）は、大学の生協店舗で以下の支払い方をすると、獲得ポイントが2倍になります。

⇒ 対象の大学生協店舗はこちら

 

・Vpassアプリで一括管理が可能

Vpassアプリとは、三井住友クレジットカードの以下の情報を、一元管理出来る便利なアプリです。

 

支払いを行う度にスマホに通知されるため安心です。

 

・ナンバーレスでセキュリティ性が高い

近年のキャッシュレス化に伴い、増加しているのが『クレジットカードの不正利用』。

主な手口は、カードに記載された情報を盗み取って、所持者が知らない間に支払いをする手口です。

しかし三井住友カード（NL）には、カードに以下の情報が記載されていません。

 

このため万一カードが他人に見られたり・手に渡ったとしても、不正利用されるリスクがほとんど無く安心です。

 

 

・紛失 盗難時の不正利用を60日間補償

三井住友カード（NL）はセキュリティ性に優れていますが、万が一はあるかもしれません。

もしカードの紛失・盗難で人の手に渡って不正利用されたとしても、届出の60日前から補償されるので安心です。

またカード会社に連絡しなくても、Vpassアプリでカード機能を停止・再開させることも出来ます。

 

・2000万円の海外旅行 傷害保険が付帯

海外旅行にて三井住友カード（NL）で支払いをし、以下のようなトラブルが発生した場合、最高で2000万円の保険金が補償されます。

 

 

・利用可能枠が100万円と高い

以前三井住友カードで発行されていた、以下の学生専用カードは、利用可能枠が30万円でした。

 

しかし三井住友カード（NL）は、利用可能枠が100万円までと、社会人のカードと条件は遜色ありません。

なお三井住友カード（NL）は、学生でもゴールドカードを持つことが可能です。

三井住友カード ゴールド（NL）は、年会費が5500円かかりますが、年間100万円支払うと以下のような特典があります。

 

上記の特典を得るための100万円支払うことを『修行』と呼びますが、興味のある方は以下の記事を参考にして下さい。

⇒ 【基本編】三井住友カードNLゴールド修行の方法

⇒【応用編】三井住友カードNLゴールド修行の達成方法

デメリット

物事には良い面だけということはありません。

必ず悪い面もありますので、内容見ていきましょう。

・基本還元率は0.5%とイマイチ

三井住友カード（NL）を利用するメリットは、何と言っても学生ポイントや、対象店舗でもポイント増量でしょう。

しかしそれ以外の支払いでは、ポイント還元率が0.5%と物足りません。

 

 

⇒ クレジットカード複数所持のおすすめカード10選

 

三井住友カード（NL）と合わせて、クレカを複数枚所持するなら『楽天カードアカデミー』が良いでしょう。

楽天カードアカデミーは以下のようなメリットがあり、学生にもおすすめです。

 

・買い物安心保険が付かない

今は運用していない三井住友カードの学生専用カードには、年間100万円の買い物安心補償が付帯していました。

購入した商品が、損壊・盗難にあった場合、負担額3000円で購入金額が補償されるサービスです。

 

 

ただし損壊や盗難といったトラブルは、滅多に起きるものではないので、あまり考えなくても良いでしょう。

三井住友カード（NL）学生と社会人の条件の違い

これまで見てきたように、三井住友カード（NL）を学生が発行した場合、社会人との条件にほとんど違いはありません。

というか学生ポイントが付く分、学生が発行する方が条件が良いとも言えるでしょう。

三井住友カード（NL）にはデメリットもありますが、メリットの方が断然に大きく、学生におすすめの1枚になります。

まとめ

近年のキャッシュレス化に伴い、クレジットカードを利用する学生も多くなってきました。

学生は一見、収入が社会人より少ない分、クレジットカードの条件は悪くなりそうに思えます。

しかし学生特有のポイントが付く分、社会人より条件は良いと言っても過言はないでしょう。

学生でも発行出来るクレジットカードは色々ありますが、三井住友カード（NL）は万人からの評価が高くなっています。

 

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